彫刻
墓石のパーツ名称
*部位の名称は地域によって異なります
墓石の彫刻について
墓石のどこに何を彫刻するかをご説明します
- ①棹石
(さおいし) - ご先祖様の魂が宿る大切な部分です。
地域によっては石碑・竿石・石塔・真石・墓石などの呼び方があるそうです。
棹石は「天人地」でいう「天」を表すと言われています。
棹石 正面 | 一般的に「○○家之墓」「○○家先祖代々の墓」などが多くみられます。宗教により、浄土宗・浄土真宗は「倶会一処」「南無阿弥陀仏」など。日蓮宗では「南無妙法蓮華経」などがあります。 |
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棹石裏面 | 建立年月日、建立者名 |
- ②上台
(じょうだい/うわだい) - 棹石をのせる台。「天人地」の「人」を表します。
上台に建立者の名前を刻むこともあります。正面には家名や蓮華など模様を刻むことがあります。
- ③中台
(ちゅうだい/なかだい) - 「天人地」の「地」を表します。財産・不動産を表しているとも言われます。
- ④水鉢
(みずばち) - 上台の前にくぼみのある石で、ご先祖様に水をお供えするためにあります。
水鉢に家紋を刻むことがあります。
- ⑤花立て
(はなたて) - お花をお供えするための石です。対で設置します。家紋の彫刻を施すことがあり、その際は対で彫刻します。
- ⑥墓誌
(ぼし) - お墓に入るご先祖様の戒名を刻みます。
当社では、戒名彫刻の追加彫刻を承っております。詳しくは下記をご覧ください。
戒名彫刻の追加彫り
戒名彫刻は、墓誌や墓石に彫刻する戒名やお名前です。上記では①や⑤の彫刻内容です。
追加彫りとは既存の墓誌・墓石に、亡くなられた方の戒名やお名前を追加で彫刻することです。
佐藤石材では、日田市以外での戒名彫刻 出張彫りを承っております。
全国全てとはいかないかもしれませんが、気になることがあればご相談ください。
佐藤石材 株式会社
TEL.0973-28-6222
戒名彫刻 追加彫りの流れ
1.追加彫りのご相談は、まずはお電話、もしくはご来店ください。
ただし、せっかくご来店いただいても、急な外出等でお店が閉まっていることもありますので、事前にお電話いただければ幸いです。
2.打ち合わせ
お客様にご用意いただきたいこと
- 戒名
- (仏様の世界における故人の新しい名前です。戒名があれば、迷わず極楽浄土へいけるという仏教のいわれです。宗教によって違う用語であったり、戒名がなかったりする場合があります。)
- 俗名
- (生前の名前)
- 没年月日
- (命日)
- 享年/行年/没年
- 享年・・・享年○○
行年・・・行年○○才(亡くなった年)
没年・・・没年○○才(没年は亡くなった年と、亡くなった年月日をあらわす場合があります)
*位牌や過去帳のお写真を撮ってお見せいただければ、わかりやすいです。
*戒名、俗名、法名などは仏教の考え方に基づく用語です。宗教により用語は異なります。
- 現在のお墓がどのような文字で並んでいるのか、お写真やメモ
- (現在彫刻されている文字がある場合は、全く同じは難しいかもしれませんが、なるべく近い文字でのご提案をさせていただきます)
- 彫刻する墓石の部位
- 墓誌・棹石・その他など
3.現地調査・拓本(字刷り)
お客様と日程を合わせて、現地にて彫刻の確認させていただきます。
もし、日程が合わない場合は、墓地の場所をお伝えいただければ、確認に参ります。
彫刻の内容につきましては、お客様と打ち合わせをさせていただき、イメージ図案を作成し、ご確認いただきます。
4.お見積り
- 基本料金は一故人様35,000円(税別)~
- 現地彫りは一故人様45,000円(税別)~
お墓の場所や、彫刻する場所によって金額が変わることがあります。
例)・お墓の場所まで車で行けない。
・現地彫りができなく、墓誌や竿石を弊社工場に持ち帰らないといけない。
5.文字の確認
ご依頼をいただきました内容で、イメージ図を作成いたします。
この際に誤字脱字のチェックをお願いいたします。
メールでご確認ご希望の方は画像をお送りいたします。
6.彫刻日程合わせ
彫刻の日程を決めますので、お客様のご都合をお聞かせください。
お客様はご同行の特に必要はございません。
現地彫り
機械彫り
7.彫刻
弊社スタッフにより、丁寧に彫刻いたします。
8.完成
完成の報告をお電話でいたします。遠方で確認ができないお客様には「完了報告書」を作成し、書類を郵送させていただきます。
9.お支払い
完成後のお支払いで大丈夫です。ご都合等で前払いの方も受付ております。
お墓の豆知識 その1
「倶(とも)に一つの処(ところ)で会う」という意味です。誰にどこで会うのかというと、阿弥陀仏の極楽浄土に往住したものは、そこで浄土の仏・菩薩たちに一処で出会うことができるということです。さらにいうと、死後、極楽浄土すると、先にいる近しい人に会えるという意味もあるようです。